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ひょっとすると、今回の出口戦略はこういう期待が引っ張る形で回復の方向に向かって動き出したんじゃないのかな

2009年10月24日放送 BSジャパン マーケットウィナーズ 

ITCインベストメント・パートナーズ(株)取締役 岡崎良介さん

私は今日はこんなふうに分析してみたいと思います。キーワード、期待なんです。いろんな期待がありますけれども、オーストラリア、ブラジル、アメリカ、こちらは、期待というものを使って、今マーケットを動かし始めたんではないかと思います。というのは、この三つの国は、出口戦略を、正確には二つの国ですね、肯定しました。実際に実施しましたから。そうすると、何が起きたかというと、市場に金利上昇期待が生まれてきました。つまり、やがて金利は上がるかもしれないということですね。それから、ブラジルなどでは、投機が抑制されてしまう、ブラジルレアルにお金が集まっていたんですけれども、これは何らかの形で抑制されるかもしれないというような期待ですね。この二つの期待が生まれました。さて、この期待が何を生み出すかというと、こういうことです。これからお金を借りようと思っている人、例えば、住宅ローンを借りたい人、あるいは工場建設のための資金が必要な人たちは、急がなきゃいけない。資金需要を刺激していると思うんですね。もう出口から出ていった国もあるんだよと。さらには、投機的なお金、こちらのほうは、何か抑制があるかもしれないと、罰せられるかもしれないとか、過剰流動性の集中が抑制される、こういう動きになってきました。これがさらに人々の心を動かします。動かすと、今度は銀行の貸し出しが増加していきますね。お金を借りたいという人が増えますと。さらには、投資家の長期分散投資が過剰流動性の集中が抑制されると、拡大していきます。さらに、それがどんどん進んでいくと、今度は貸し出しが増加すれば当然、金融市場が安定化します。長期分散投資も貢献します。金融市場が安定すると景気が回復していきます。期待というものがプラスの方向を向くと、こんなふうに動くという一例です。ところが、我が国は残念ながら、出口戦略を否定していますよね。そうしますと、市場には現状維持に対する期待、今のまま続くんだと思いますね。投機もこのまま放置されるんじゃないかという期待もあります。そうすると、資金需要は抑制されていきます。あわててお金なんか借りなくていいだろうということです。過剰流動性もまだまだ増え続けるんだという、そういう期待が膨らみます。そうすると、日本では、銀行の貸し出しが低迷してしまう。さらには、投資家の短期的で集中的な投資がまだまだ続いてしまう。となると、金融市場は脆弱なまま。そして、景気の回復は遅れる。一つのパラドックスなんですけどね。私は、ひょっとすると、今回の出口戦略はこういう期待が引っ張る形で回復の方向に向かって動き出したんじゃないのかなと。そのスタートがこの10月であるような気がするんですけど。

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