働くことが、商品扱いというか、もの扱いというふうになっていること自体は、おかしいと思いますね
2009年10月20日放送 NHK総合 プロフェッショナル 仕事の流儀
守るのは、働く者の誇り
弁護士 村田浩治さん
交渉は、違法な行為をやったんだから、責任を取れという迫り方になりますし、裁判であれば、違法な実態があると。これをいろんな法解釈の中で救うべきではないかと、裁判官に共感してもらえるように訴える。それが一つの手段となりますかね。
使用者のようにふるまっていたんだから、使用者としての責任をちゃんととって下さいよ。配置とか、誰に教育を受けていたとか、責任を認めるのに値するような事実を積み重ねるということですね。
彼らはすごく頑張っているのに、報われてないんですよ。この人たちの誇りとか、傷ついた気持ちとかを癒すためには、そういう問題をほっておいていいんですかという訴えを起こしていきたいというふうに思いますね。
理屈では言えないかなあ。誰だって、自分がやってきたことについて、理由もなく、あなたはもう言いよって言われたら、傷つくじゃないですか。その傷ついた気持ちを誰も嫌してあげられないというのはおかしいと思います。そういう人たちをきちんとすくわなあかんという、報われるべき人は報われる、頑張った人は報われるというのは、実現しないといけないと思うんです。
働くことが、商品扱いというか、もの扱いというふうになっていること自体は、おかしいと思いますね。働くことの可能性というのは、単純に労務提供という、そういうことにとどまらない、人間の可能性を秘めた、そういう行為なんで、それがちゃんと尊重されて、その中から、いろんな新しい作業とか、新しい仕事とかが生まれてくると言うもんだと思うんで、そういう意味では、働くことが不安定で、どうしようもない状態ではだめだと思いますね。
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