2%を超えてきたら、我が国は一体どうなるんだろう。みんな、心の中では怯えているんですが、誰も想像できていない、イメージしてない世界
2009年10月31日放送 BSジャパン マーケットウィナーズ
ITCインベストメント・パートナーズ(株)取締役 岡崎良介さん
過去10年間の月末の金利水準は、現状、日本は1.4、アメリカが3.4ぐらいになりますが、高いときには、日本は精一杯見て1.9%。06年9月ですね。一番低いときは、03年5月0.5%。平均すると、10年間120カ月1.4%と今と同じ。標準偏差、1.1から1.7ぐらいのところで、だいたい取引されていると。ほかの国は平均値が高いのと、それなりに標準偏差、レンジも広いんですね。それなりに動いてきたということです。ということは、何が言いたいかというと、景気に対する安全弁の仕事、長期金利というのは一番大事な仕事はこれなんですよ。景気が良い時には金利が上がり、景気が悪くなると下がらないといけない。今回、これだけ景気が悪くなったんですが、日本の金利はもう下がりません。ゼロが見えているのと、1から2という檻の中に閉じ込められてしまったために、もう動きようがなかったんですね。安全弁になっていたとしてら、それは政府にとっての安全弁だったんですね。
市場が今、恐ろしくて、だれも口に出さないところですね。これ、2%を超えてきたら、我が国は一体どうなるんだろう。みんな、心の中では怯えているんですが、誰も想像できていない、イメージしてない世界だと思います。
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