前日の時価総額は、なんと318兆円あったんですよね。今日現在は278兆円ですから、この間、40兆円の富が失われたっということになるわけですよ
2009年11月19日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
政策不信というのが一番大きいですよね。確かに、大量公募増資というのはあるんですが、マーケットが政策に対する自信があるときというのは、こういう下げは普通はしないですよね。ですから、その二つがあいまってしまっているというのが、悲しい現実ですよね。
あすはいよいよデフレ宣言が出るのかなということが言われているわけですよね。11月の月例報告ですよね。ただ、振り返りますと、8月30日に民主党の大勝が決定して、政権を奪取したわけなんですけれども、その前日の時価総額は、なんと318兆円あったんですよね。今日現在は278兆円ですから、この間、40兆円の富が失われたっということになるわけですよ。それをベースにある、デフレ宣言があるのか、ないのか、ということなんですよね。言い換えれば、今やっています強制的な仕分け等々、これの中からははっきり言って成長シナリオが見えてきませんよね。ですから、今回の株価の最大要因である政策不信に対して、デフレ宣言はさることながら、何らかの答えらしきものを民主党が出してこれるのか、政策発想として出してこれるのか、まさにそういう展開になってきていますよね。仮にそれがないと、マーケット自身がそれを催促するような、催促相場入り、そういうものが否定はできないのかなという気がしますよね。
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