太平洋戦争では、だます論理ではなく、だまされた後の悩み方みたいのを共感しちゃっている
2009年10月27日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
戦争はつくられる
東京大学 教授 日本近代史 加藤陽子さん
私は、日清、日露、満州事変、日中戦争までは戦争の形というのかな、日本なりの特徴は言えるんですね。すごく賢い学生が、この本読んだときに、先生、突然転調しているって。日清、日露、第一次、満州事変、日中戦争まで淡々と書いているのに、太平洋戦争では、だます論理ではなく、だまされた後の悩み方みたいのを共感しちゃっているということを言われちゃって、まだ学者として距離感というのがないなって。
私がずっとやってきたのは、戦争は意外なところからやってくると、寺田寅彦のもじりじゃないけど、経済から来るよ、そうじゃなくて、お菓子か、パンかみたいなところで、イメージできてしまうというのがあるんです。今後は単純なところではないはずですね。環境とか、何で日本が25%の削減しているのにとか、いうようなことですね。あとは、もっとグローバルになって、本当にすべての国が守らなければいけないような食糧増産のノルマをどう、誰かが落ちたかとかいうようなことで、何らかの反応が起こってしまうというようなことがありうると思いますね。
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