窮地を切り抜ける政宗の機転というのは、相当効いているなという感じがしますね
2009年11月18日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア
いつも崖っぷちだった 独眼竜 伊達政宗の世渡り人生
東北大学 名誉教授 山田勝芳さん
中国の故事、それを歴史書などを通じて、こういうことがあったよと教えた、それが大きな影響を与えたんじゃないかなと思いますね。具体的には、中国の唐末五代という時代の武将なんですけれども、李克用という人物が独眼竜といわれて。すでに前例として、非常に優れた武将がいたということ。これは大きな希望になったんではないかと、政宗にとって。
東北大学 東北アジア研究センター 教授 平川新さん
やはり秀吉政権のもとで、どうやって生き延びていくかという意味で、政宗一流のよく考えられた演出だったというふうに思いますね。その後、家康に対しては、こういう派手な振る舞いはあまりやっていませんので。
銅を改めて入手するには、手間がかかるわけですね。間に合わないだろうと。ただ、伊達領には、鉄の産地がありましたので、鉄の手持ちがたぶんあったんだろうと思います。これが返って、鉄の塔は政宗だけですから、目立たせることになったということになるんではないかと思いますね。こういったようなところを見ても、窮地を切り抜ける政宗の機転というのは、相当効いているなという感じがしますね。
« ドストエフスキー文学の中の最大のテーマというのは、黙過というテーマだと思っているんですね | トップページ | 上昇余地がそれほどない、その中での小幅の上昇となり、1300あたりを来年末にかけて達成するかどうかというところ »
「歴史秘話ヒストリア」カテゴリの記事
- 失明は古代の謎を解くために天が私に与えた試練ではなかったのか、と考えた時、邪馬臺国の4字は再び太陽のように暗黒の私の視界に輝き始めた(2011.11.04)
- 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらずという人は始末に困るものだ。しかし、この始末に困るような人でなければ、国家の大業は成し遂げられない(2010.08.27)
- 外部に、ここは石田三成さんの生まれたとこやとね、堂々とお話しすることができなかった、そういう時代があったんですよ(2010.07.30)
- 災いを払って、幸せを呼び込みたい、人々が星に託したその思いは時代を超えて受け継がれています(2010.04.30)
- 果たして一休からの謎を解く頓智はあるのでしょうか。答えを待ちながら、木像は凛然と佇んでいます(2010.04.26)
この記事へのコメントは終了しました。
« ドストエフスキー文学の中の最大のテーマというのは、黙過というテーマだと思っているんですね | トップページ | 上昇余地がそれほどない、その中での小幅の上昇となり、1300あたりを来年末にかけて達成するかどうかというところ »
コメント