不安な気持ちでやっている人間と、落ち着いている人間が遭遇すれば、だいたい落ち着いているほうが勝つんですね
2009年11月9日放送 テレビ東京 カンブリア宮殿
シリーズ 企業サバイバル セコム流 組織活性術
セコム 社長 原口兼正さん
我々だけで行って、たとえば、窓ガラスが破られていたとか、中に入ったであろうということが濃厚な時には、警察に通報して、警察官が来て、一緒に中を検索すると。ただ、相当捕まえています。不安な気持ちでやっている人間と、落ち着いている人間が遭遇すれば、だいたい落ち着いているほうが勝つんですね。うちの社員は正義のためにやっているわけですから、これは落ち着いてできるわけ。
食事支援ロボットを使った方の話を聞くと、人間は、あれを食べさせてくれ、これを食べさせてくれと言うのがすごく嫌らしいんですね。自分で選んで、食べたい順番で、自分が食べるというのが、普通、それができると。それが、人に介助させていただくというのは、非常に嫌で、それだったら、ロボットのほうがずっといいと。ロボットだったら、自分で食べているわけですから。これを使った方はほとんどの方がそうおっしゃいますね。
大儲けはできないですよ、この分野は。しかし、きちっと組み立ててやっていけば、採算は必ず取れると。採算が取れないものは、長続きしませんからね。長続きしないものをやると、返って世の中に迷惑をかけてしまうので、採算はいろいろ考えながら、きっちりやることをやっていけば、採算に合うだろうということでやっているわけです。
まだまだ世間の方は、警備だけではいけないから、やるんじゃないかと思われているかもしれませんけれども、我々は、ずいぶん前に社会システム産業宣言をしちゃったじゃないかと。その割には、まだまだ何か足りないなあと。
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