どうやって1億3000万人で前に進むかという世界に新しいモデルを提供するというのが、一番重要な意味だと思います
2009年12月4日放送 NHK総合 特報首都圏
CO2 25%削減 暮らしはどう変わる
三菱総合研究所 理事長・前東京大学 総長 小宮山宏さん
私は、負担が大きくなるという負担論がかなり巷で言われているんですが、僕はこれこそ日本にとってのチャンスだと思いますよ。というのは、CO2を減らそうというのは、断熱の新しい材料とか、エコカーとか、今、日本では新しい給湯器みたいなものが出てきていて、こういうのを導入していくということが、CO2を削減するということで、世界の競争になりますよ。日本はモノづくりの力にかけては、もう世界一ですから、このものづくりの力を生かして、前に進むということだと思いますね。
市民としては、公害の時には、企業を規制すれば済んだんですね。ところが、今度のCO2の問題というのは、1億3000万人のすべての人々が一緒になって前に進む。これ、世界に新しいモデルを提供するということですよ。そうした意味でも、日本は新しい産業をこれによって作って、雇用を生んで、どうやって1億3000万人で前に進むかという世界に新しいモデルを提供するというのが、一番重要な意味だと思います。
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