オプションを見ている関係者の間では有名な話なんですが、ある地場系証券会社がずっとプットを売っていた。特に9500円以下だろうと言われています
2009年12月4日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
昨日、狂乱的な上昇に対しては、ちょっと冷めた意見もあるので、これは簡単にご紹介しておきましょう。オプションを見ている関係者の間では有名な話なんですが、ある地場系証券会社がずっとプットを売っていた。特に9500円以下だろうと言われています。このレベルのプットを売るということは、それ以下にはならない、なると損が拡大するというポジションを組んでいたということになるわけですが、現実には9060円まで下落してきたと。そのために、ヘッジのために、今度はコール、買う権利ですよね、買う権利を売るということになるわけです。特に9750から9250を中心に、大きく売った。言い換えれば、この水準以下であれば、ポジションとしては生きてくるんですが、これ以上になってくると、大きく損が出ると。現実はどうなるかと言いますと、まさにドンと買い上げられてしまって、結局、こうしたコールの売りポジションそのものも、買い戻さるを得なかったということで、昨日、それに伴う買い戻しが、大きくマーケットを押し上げたという、水面下ではこうした動きもあったということは、ちょっと頭の隅に置いておく必要があるのかなという気がしますね。
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