ちょっとこういう言葉を吐くには早いかもしれませんが、私はこう考えています。格下げになる可能性は大きいと
2009年12月12日放送 BSジャパン マーケットウィナーズ
ITCインベストメント・パートナーズ(株)取締役 岡崎良介さん
IMFが出した一番新しいレポートから拾って来たんですが、ギリシャの2007年から2010年までの財政赤字、対GDP比の推移、2007年マイナス3.6、2008年マイナス5.0、2009年はマイナス6.4、20010年はマイナス7.1ぐらいだろうと予想していたんですが、新政権になって、突然これがマイナス12.7。さらに2010年なんかはどうなるかわかりません。ある意味、財政赤字削減を放棄しているようなものです。こういう形になってしまったんで、格付け会社は一斉に格下げ方向に動いたんです。同じようにスペインも金融危機から脱する為に、さまざまな財政政策を取っていますから、財政赤字ですね。一方で、アメリカやイギリスも金融危機をまともに食らった国ですから、二桁の財政赤字。そして、我が国はというと、これまで何とかプライマリーバランスなんて言葉が政治の世界で議論されていたんですが、もうそれを忘れて、金融危機に取り組んでいますから、二桁が続いている。ただ、10.5と10.2のマイナスというのは、選挙前の数字なんですよ。新しい民主党政権になってから、これがどう変わるか、これから変わるはずなんです。ちょっとこういう言葉を吐くには早いかもしれませんが、私はこう考えています。格下げになる可能性は大きいと。ひょっとしたら、日本の株が低迷した一番の理由というのは、ここなんじゃないかなと思うんですね。選挙のあとですけど。
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