大阪の中小企業はアジアよりもヨーロッパのほうがビジネスチャンスが高いと私は考えております
2009年12月15日放送 NHK BS1 経済最前線
三井住友銀行 チーフエコノミスト 山下えつ子さん
雇用の情勢などについては、おそらく2010年にかけて改善していくので、結果的に景気そのものも緩やかに回復していくというのがメインシナリオになっています。一方で、金融機関、あるいは金融市場についての脆弱性、金融機関のバランスシート調整というものが終わっていないということで、なかなか資金が循環していきにくい状況があるので、景気が緩やかでも改善はしていても、その金融の市場というものについて、FRBが大丈夫だというふうに判断ができなければ、なかなか利上げができなくなってくるだろうと考えております。
大阪市パリ事務所 上原浩二 所長
ヨーロッパは特許などの保護も十分に行われていますし、また環境に関する関心も高いと。そういったこともありまして、多少価格が高くても、本当に良いものであれば買っていただけると。大阪の中小企業はアジアよりもヨーロッパのほうがビジネスチャンスが高いと私は考えております。
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