せっかく事業仕分けをオープンにしたんですが、ここだけで、あとは密室の中では全然意味がありません
2009年11月30日放送 NHK総合 クローズアップ現代
密着 事業仕分けの舞台裏
元総務大臣 野村総合研究所顧問 増田寛也さん
まだ内閣としても決めてないと思います。一方で、92兆とか、予算の枠を言っていますけど、この事業仕分けもあくまでも参考意見の一つという位置づけになっていますので、これからいよいよ従来ルートの政治折衝みたいなことも始まっていきますので、私はぜひ最終的には、財務大臣と各省大臣だとか、党の中でいろいろやりとりをされると思うんですけれども、その政治過程を全部オープンにしていただきたいなと。せっかく事業仕分けをオープンにしたんですが、ここだけで、あとは密室の中では全然意味がありませんから、それぞれがどういう主張をしたのか、大臣折衝もマスコミの皆さんが入って、オープンにしてもいいと思いますね。それぞれおそらく理由のある話ですから、難しい判断を迫られるんで、むしろ国民の前に全部それを出して、それぞれの主張を聞いたうえで、内閣で最終的に決めるという、そのプロセスを全部見せるということが、こういう難しい限られた予算の中で、満足度を高めるんじゃないかと思いますね。
今回、447ですか、選んでいますが、できれば、3000事業を一度全部やってみて、この手法になじむものとなじまないもの、そういったものを洗い出して、なじむものをやればいいんだと。それから、でき得れば、今回、あれだけの有識者の方たちがいますから、俎上に乗せて、叩くというか、削減させることだけやっていますけれども、本当はあの人たちの知恵を創造的な部分、いい予算を作るところに使ったらいいんではないかなと思いますけどね。
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