自分たちの得意なサッカーをすることに重心を置かざるを得ない、ある意味では、実力勝負になるんではと思います
2009年12月10日放送 NHK総合 視点・論点
W杯 のろしは上がった
法政大学教授 山本浩さん
日本の入ったE組を見てみましょう。オランダ、デンマーク、そしてカメルーンとなかなか厄介なライバルが同居してしまいました。そういう理由の一つは、力のある3チームのタイプがそれぞれ異なっているということです。圧倒的な中盤の構成力を持つオランダ、ディフェンスがしっかりしていてサイド攻撃が強いうえに、前線に大きくてうまい選手がいるデンマーク、そして、爆発力を持つフォワードを持つカメルーンですから、試合のたびに警戒しなければならない相手の長所が変わるわけで、相手の良いところを消すサッカーをするというより、自分たちの得意なサッカーをすることに重心を置かざるを得ない、ある意味では、実力勝負になるんではと思います。
第1戦と第3戦は平地に比べて酸素濃度が83%から84%、標高の高いところでの試合ということになります。しかも気温は冷え込んできます。グループリーグでの3戦目で、疲労も出てくるでしょうし、空気が薄い中での試合となりますと、終盤のパフォーマンスに影響も出る可能性があります。そこに、守備の強いデンマークですからね。
高地トレーニングに関しては、水泳や陸上といった個人スポーツでは、それなりの経験とデータを蓄積していると思います。サッカー協会の幹部には、他の競技団体とも密な人脈を持っている人もいます。そうした組織と連携を取りながら、どんなふうにコンディションをつくっていくかでしょうね。
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