体の幸せということを感じるためには、体の時間に合わせた生き方をやっぱりある程度しなければいけない
2009年11月24日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
海の中のナイスバディ
生物学 本川達雄さん
ナマコの時間エネルギー量を測ってみた。全然エネルギーを使わない。僕らの1時間分が、彼らの二日分なんですよ。二日分を僕らは1時間でやってしまうわけだから、やっぱり価値観が違うんではないかという気がするんですね。それだけではなくて、僕らの今の社会そのものもそうだと思うんですね。今、ものすごくエネルギー使っているんですよ。どれだけ使っているかというと、僕らの体が使っている食べる量、それの40倍使っているんです、一人ね。これだけエネルギー使って、何やっているかというと、車だとか、携帯だとか、コンピュータ、これ全部時間を早めるものばっかりでしょ。僕らは絶対時間は同じだと考えているけど、実は、現代人というのは、エネルギーを使って、時間を早めている、操作している。でも、僕らの体の心臓の拍動なんていうのは、縄文人と変わってないわけです。そんなに早くなった社会の時間に、僕らの体がついていけるはずがないんじゃないか。体の幸せということを感じるためには、体の時間に合わせた生き方をやっぱりある程度しなければいけない。
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