利用頻度の高い株主の利用が減少しないのか懸念されています。実は、株主の利用が収益の70%を支えてきたんです
2010年1月19日放送 NHK BS1 経済最前線
経済部 藤田義隆さん
ことはそう簡単ではありません。課題は大きく二つあります。一つ目は収益の悪化を食い止めることができるかどうかです。とりわけ法的整理によって利用頻度の高い株主の利用が減少しないのか懸念されています。実は、株主の利用が収益の70%を支えてきたんですが、会社更生法の適用で、日本航空の株式は、100%減資されて価値がなくなってしまいます。顧客基盤が損なわれてしまえば、収益はさらに悪化し、再建は難しくなってしまいます。
もうひとつの課題は、金融機関の協力です。今後、再建を軌道に乗せるには、主力取引銀行に5000億円規模の融資、あるいは場合によっては、債権放棄の上積みも求めなけれなならないです。しかし、過去再三の金融支援にもかかわらず、再建が果たせなかった日本航空に対し、銀行側の姿勢は慎重で、どのように協力を得ていくかも課題です。
企業再生支援機構は、3年で支援を終えまして、投じた資金を回収する必要があるんです。再建がうまくいかなければ、損失を被って、結果的に国民の負担につながる恐れがあります。それだけに、運航の安全性も確保しながら、こうした課題を確実にクリアして、日本航空の再建を果たすという難しい役割を担うことになります。
山梨 甲州 ワイン生産者団体 三澤茂計 代表
ワイン生産国で、輸出してない国はないんですよね。海外のワインがどんどん日本に入ってくるわけですから、日本のワインも海外に出ていかなければならないですよね。
ワンステージは狙い通りですね。でも、これからは我々が結集してやっていかないと、常に挑戦ですから、そういう意味では、まだまだ我々ずっと挑戦していかなければいけないですね。
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