かなり急いで一生懸命やっておられるんだけれども、市場とのギャップが出てしまったということになると思いますね
2010年2月6日放送 NHK総合 経済ワイドビジョンe
自動車部品メーカーで長年、海外戦略を担当 日本精工 特別顧問 町田尚さん
自動車の品質問題というのは、まずユーザーに知らせるというのが最初。だからリコールをする。流出を止めるために販売を止め、生産を止める。一番の問題は台数なんですね。世界で450万台という台数がポンと出てしまった。その対応を本当は待って、対応できる状態にしてから発表したかったんですけど、それができない。したがって、何とかしなきゃという間に時間がかかった。ですから、具体的な説明になるのに約10日かかってしまったというのころがフラストレーションになった。逆に、マーケットから見ると、400万台もあるのにどうするんだという、そこのギャップが出てきたということです。
1枚の部品にしても、それを10日間で400万台分用意するということは、これはまずできない。だから、かなり急いで一生懸命やっておられるんだけれども、市場とのギャップが出てしまったということになると思いますね。
文具のイノベーションに挑む コクヨ 社長 黒田章裕さん
やはり際を我々が振るじゃないですか。社長が一番権限があるわけですから、一番際立った。ノートは大きくしてもいい。サイズが違うじゃないか、いいじゃないか、そんないい商品だったら、従来と違っても、棚に並べて大きくなってもいいじゃないかと、そういうのが言えるのが、ある程度社長しか言えない。
現場の上司はちょっとしか広げられない。でも、社長は際までいけるわけですから。
顧客に聞こうということはどこの会社もやっておられますが、聞くという漢字を訊くと書いています。しゃべって聞く、言っていることを聞きにいくと。そういうふうに徹底して踏み込もうという気持ちをできるだけ共有化しようとしている。
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