製造業で稼いでいくんだという、そういう国全体の意識というのがあったと思うんですよ
2010年2月1日放送 テレビ東京 カンブリア宮殿
シリーズ 正直者はバカをみない第1弾
ニッポンおもてなし革命
星野リゾート 社長 星野佳路さん
大事なのは国の知名度と交通アクセスと治安だって言われているんですね。この三つが揃うと観光大国になれると。日本では全部揃っているんです。にもかかわらず28位というのは、世界の観光産業の七不思議の一つなんですよね。それはもちろん私たちの努力不足もありますし、それから観光というのを重要な産業の一つとして今まで考えてこなかったというところもあると思うんですね。
製造業で稼いでいくんだという、そういう国全体の意識というのがあったと思うんですよ。ただ、今、サービス産業のほうが日本は就業者が多いですし、観光はこれからは基幹産業の一つになりうるんだという意識を私たちが持つことが大事ですし、皆さんにもそう思っていただいて、努力していくということが大事だと思うんです。特に、今、都市部と地方の格差、経済的な格差が言われていますけれども、観光というのは、地方の経済効果に凄く有効な手段です。大事なのは、外国の方々、日本に来たときの満足度なんですよね。これは一施設の問題ではなくて、国を上げて海外から旅行にいらした方々にちゃんと満足して、日本というのはよかったと言っていただいて、帰っていただけるかどうかというのは10年後、20年後の日本の経済に凄く大きな影響を与えると思いますね。
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