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他の会社は一番で、当社は下ならば、他の会社のものを世の中に流通させた方が世の中のためですよ

2010年1月25日放送 テレビ東京 カンブリア宮殿

謎の企業マニー 大解剖!

マニー 会長 松谷貫司さん

目的に対して、私どもでは、熱心に粘り強くと言っているんですが、熱心というのはみんなあるんですよね。熱心さというのはあるんですが、それを継続して、1年も2年も同じテーマを考え続けるという粘り強さですよね。それをやっていると、その問題に対してのこちらの高まりができると言いますか、ポテンシャルが上がると、そうするとひらめく。
どこにでもその問題を解決するためのヒントがいっぱいあるんだけれども、高まらないと見えないと。だから熱心に粘り強くやっていくと。

世界一というのは格好いいですよね。世界一と言っても、その商品の要求特性、切れ味だとか、強さだとか、いろいろな項目があります。項目に細分化して、切れ味は世界一とか、当社のものは世界一とか、そういう細分化された項目で世界一というのがまず最初にあって、それをトータルして当社の製品は世界一と、そういういい方でないと意味がないと思っている。漠然と世界一ですと言っても、それは本当に世界一かどうか。

世界を相手にすると、企業というものは強くなりますよね。世界を相手にしない企業というのは、どこかで世界と対峙しなくてはならなくなったときに弱さが出てきちゃう。

我々は技術で社会に貢献しているというつもりですから、当社の技術が及ばないようなものを一生懸命やるというのは、結局は社会のためにならない。得意なとこで勝負するということですね。それが一番社会に貢献できる。

ものを作る以上、お客さんのために一番にならなくてはいけないわけですから、他の会社は一番で、当社は下ならば、他の会社のものを世の中に流通させた方が世の中のためですよ。

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