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10年前のようにそろそろ株価の上昇が鈍るというよりも、むしろ今回は1年、そして1年3カ月で終わらず、比較的長く上昇基調が続くのではと思っております

2010年3月19日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
 
三菱UFJセキュリティーズ 大宮弘幸さん

ダウ平均は1年5カ月ぶりの高値を付けました。実は1998年から2000年までの3年間と、2008年から今までの動きがとても似ています。つまり、98年はロシアショックや運用会社のLTCMの危機で、株価が短期間で20%も急落しまして、その後は緊急利下げによって、株価は急反発しまして、上昇が続きました。今回ですが、リーマンショックをきっかけに、株価の大幅安は2009年3月まで続き、この間にFFレートは最低水準に引き下げられ、さらにMBS、不動産担保証券の買い取りなど量的な緊急緩和措置も取られまして、株価の急反発につながりました。ここで、興味深い点が確認できます。10年前の急上昇は98年10月から1年3カ月続きまして、一方、今回ですが、2009年3月から現在までちょうど1年続いております。
株価は企業業績や金利水準などと密接な関係がありますが、金利動向を見ますと、10年前とは対照的なのが確認できます。まず長期金利です。10年前は好景気を背景に、長期金利が株価とともに上昇し続けまして、株価の高値と長期金利の最高水準が一致しています。一方、今回は2009年6月まで上昇した後、ほぼ横ばいが続いています。次にFFレートです。10年前はLTCM危機に対する緊急措置としまして、2カ月足らずでFFレートが3回も引き下げられました。ただし、その時点では景気が良かったため、早い段階で金融引き締め策に転じました。一方、今回も同様に、緊急措置的な緩和策が取られましたが、FFレートはすでに1年3カ月最低水準が続いています。つまり、10年前と今回では長期金利も政策金利も全く違う状況となっています。
今週のFOMCでも景気は回復しながらも、超低金利政策は維持されることになりました。むしろ景気回復が鮮明になりつつあります。GDPはプラス成長をすでに回復しておりまして、今年はIMFによりますと、2.7%程度の成長が見込まれています。これらの状況から、10年前のようにそろそろ株価の上昇が鈍るというよりも、むしろ今回は1年、そして1年3カ月で終わらず、比較的長く上昇基調が続くのではと思っております。

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