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ドルが買い戻され、株高とドル高が同時に進行しまして、強いアメリカが復活しつつあるのかもしれません

2010年3月9日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
 
三菱UFJセキュリティーズ 大宮弘幸さん

アメリカの主要株価指数は年初の水準を回復しまして、いよいよ本格的な景気回復を織り込み始めている状況かと思いわれます。背景としましては、製造業の回復があげられます。金曜日に発表されました雇用統計の製造業雇用者数がV字型に回復している状況が確認できました。1月にはすでに増加に転じまして、金融危機前の水準までV字型に回復しているほか、2月もわずかながら増加をいたしました。
製造業の中でいち早く回復傾向を強めておりますのは、自動車と自動車部品です。S&P500の自動車と自動車部品指数を見てみますと、年初来で20%以上上昇しているほか、指数は2008年6月の水準まで戻っています。市場では、自動車関連の回復傾向を先取りしていると言えそうです。2月の新車販売台数を見ましても、販売そのものの回復は強くありませんが、高級車がおおむね二ケタ台で伸びていることがわかります。その要因としては、他の分野でも言えることですが、世界的な株価の急回復などを受けまして、富裕層の消費が早めに回復していることが考えられます。また、販売に関しますインセンティブが減っておりまして、自動車関連の収益性は順調に回復していると思われます。
昨年12月以降、株価が上昇している過程で、ドルも上昇していることが大きな変化と言えそうです。この前までは、株価が上昇しますと、リスク許容度が高まる形で海外に資金がシフトしましてドル安の流れが進んでいました。それが、景気回復傾向や金融の緊急措置的緩和策の解除などを受けまして、ドルが買い戻され、株高とドル高が同時に進行しまして、強いアメリカが復活しつつあるのかもしれません。
インフレに対しましても、先行性があるとみられます設備稼働率を見ますと、回復はしているもののITバブル崩壊後の水準をもまだ下回っておりまして、生産活動は金融危機前の80%近い水準をかなり下回ったままです。今の段階では、インフレ懸念が強まる状況ではないというふうに思われます。

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