僕はとくがんのコミュニケーション社会と呼んでいる。とくがん、匿名の匿と顔
2010年3月9日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
顔が命!
情報工学 原島博さん
どうしてみんな何々らしい顔になっちゃうんだろう。最初はみんな学生の顔をしていたと。それがだんだん期待されている顔というのは、それぞれの職場にあって、それに合わせていっている。顔というのは、僕の基本的な考え方なんだけれども、どんどん変わっていくもんだと。変えられるもんだと。顔というのは遺伝子だけで決まるんじゃなくて、環境が決める、それから自分の気の持ち方で決まる。
顔を見せるのが当たり前だったけれども、今はネットの中のコミュニケーションはむしろ見せない方が当たり前になっている。電話は見せないし、電子メールももちろん見せない。それを僕はとくがんのコミュニケーション社会と呼んでいる。とくがん、匿名の匿と顔。
顔というのは、同じ顔を見ても見方によって、見え方が違ってくる。顔は見る人とみられる人の関係の中にあるという立場なの、僕は。顔というのは、物理的に客観的に存在しているんではなくて、同じ顔でもそれをどういう気持ちで見るかによって見えてくる。
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