縄文というのは、そういう文化的なものを持っているんですけれども、それは自然の資源をどう活用していくかということですね
2010年3月2日放送 NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
2010年 縄文の旅
考古学 小林達雄さん
縄文というのは、そういう文化的なものを持っているんですけれども、それは自然の資源をどう活用していくかということですね。だから、たとえば、化け学的な変化だとか、力学的な変化をどうやるか、というのは非常に素朴なレベルで止まっているです。弓をちゃんと使います。それはものすごく物理的なものですよ。だけど、これは鉄には変わらないんですよ、矢じりはね。意思でやっているわけですね。縄文の場合、外からどんどんとドアをたたかれなければ、残ったですよ。
縄文には、合理的だとか、効率性だとか、こっちがいくら投資したら、いくら返ってくるかとか、そういうものとは別のゆったりとした世界が必要で、ものすごく贅沢な話だけれども、頭の中に入れて置いて非常に大事なことではないかと、心を豊かにするものではないかというふうに思いますよ。
« 90分過ぎのゴールと言えば、これまでユナイテッドの十八番。それをアーセナルが奪った形です | トップページ | 自分たちの必要なものを取り出して、洗練させていくという日本でまた新しい焼き物を生み出していくわけです »
「爆笑問題のニッポンの教養」カテゴリの記事
- 常識的なところをいかに枠組みを外して、できないかもしれない予感、怯えというか、どうしても先読みして先を占ってしまう気持ちをいかにぱっとなくすか(2011.11.12)
- 色が本質を表すというか、色によって本質を表わそうというように私たちは思っていますよ(2011.11.07)
- 彼らが、ああいう暇な人たちがいるからこそ中国の社会って安定しているんですよ。逆に彼らが暴れた時というのは危ないんですよ(2011.10.28)
- 言葉でコミニュケーションして動いているロボットができたからと言って、考えるロボットを作りましたとはなかなか言えないですね(2010.10.29)
- 一人になった方が居心地がいいということになるんだけれども、落語の世界って、逆なんで、人と繋がっていなと幸せでない世界なんですよね(2010.10.01)
この記事へのコメントは終了しました。
« 90分過ぎのゴールと言えば、これまでユナイテッドの十八番。それをアーセナルが奪った形です | トップページ | 自分たちの必要なものを取り出して、洗練させていくという日本でまた新しい焼き物を生み出していくわけです »
コメント