相手が入り込むスペースに常にカンビアッソがいる、この戦術を徹底できたのがカンビアッソの戦術理解の高さ
2010年3月20日放送 日テレ UEFAチャンピオンズリーグ09/10
決勝ラウンド1回戦 2ndレグ
都並敏史さん
本田圭佑のフリーキックも見事だったんですけど、とにかくマーカーの逆を取るプレーが抜群なんですね。ファーストレグで、この選手危ないということで、ゾコラがマンツーマン気味についてきたんですけれども、この選手を散々翻弄し続けました。
何か近づいたら、やられてしまうような心理状態になってしまったんですね。だから、近づけないんで、恐る恐るいくわけですよ。だから簡単にターンされたというところがある。本当だったら、ペナルティのところでもっと押して、ペナルティの外に押し出さないと、ペナルティキックが危ないですから、そういう対応をするんですけど、ちょっと柔なディフェンスになっちゃった。その柔なディフェンスを利用して、しっかりと胸トラップ。いいパス。
モウリーニョの戦術のキーマンはカンビアッソですね。チェルシー相手に引きすぎたら、危ないということで、積極的な攻めの姿勢を見せましたよね。それによって生まれるスペースをカンビアッソが全部カバーする、そういう戦術がしっかりできていましたね。相手が入り込むスペースに常にカンビアッソがいる、この戦術を徹底できたのがカンビアッソの戦術理解の高さ。
« マンUのフォワードは足が速いんで、バルサのディフェンスはものすごく嫌なんですよ | トップページ | 株と債券との間で今までは国境みたいなものがあったんですが、なくなってしまった感じがあるんですよ »
「UEFAチャンピオンズリーグ09/10」カテゴリの記事
- 名付けて、中央ゆったりディフェンス。バイエルンの強みというのは、サイドというのを見切ったモウリーニョの戦術でしたね(2010.05.24)
- もしかしたら何かやってくるのかなって、達観したようにも見えましたし、でも、いつも通りの自分たちの戦い方を貫き通して、タイトルを手にしたわけですよね(2010.05.24)
- そういうふうになっていってしまった、ストーリー通りになっていってしまったというのは、やはりインテルがそれだけ成熟しているというかね、監督の力もあるでしょうしね(2010.05.23)
- ゴールから下がっているんだけど、近づけながら、サイドは破らせない。なおかつ、ラインも上げれるような非常な柔軟な戦術をとってきたんですね(2010.05.02)
- バルセロナのボールポゼッションの凄さも見せてもらいましたけれども、このチームに対して、全く穴をあけずに戦えるインテル(2010.04.30)
この記事へのコメントは終了しました。
« マンUのフォワードは足が速いんで、バルサのディフェンスはものすごく嫌なんですよ | トップページ | 株と債券との間で今までは国境みたいなものがあったんですが、なくなってしまった感じがあるんですよ »
コメント