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相手を翻弄していきたいというところができていなかったいうところが木村監督の話だったと思いますけどね

2010年3月6日放送 NHK BS1 Jリーグタイム

早野宏史さん

アントラーズの安定感とか、強さというのを感じましたし、チームの成熟度の違いというのをこのゲームでは僕は感じましたね。その一つが攻守の切り替えというところで。
ゲーム全体を見ていて、前半、特に3トップの距離が遠かったのとボールを持っていない選手がもっとフリーランニングすることによって、柏木選手が生きていないんですね。個人での力は出ていましたけど、その辺がもっと出れば、よくなっていくと思いますよ。

楔を入れ、縦パスを入れて、そしてそれをフォローしながら崩していこう。ただ、一発目で相手が食いついてくるので、もう一回交わしてからということを、相手を翻弄していきたいというところができていなかったいうところが木村監督の話だったと思いますけどね。これも余裕が出てくればできると思いますけど、今のも相手がいるのにシュートを打ってしまう。あれをサイドに開けば、慌ててディフェンスが開いてくる。クロスがに千真合う。そこまで崩してほしいという意図だと思いますけどね。
ベースはあのシステムでいいと思うんですけど、局面の、特に攻撃の個人の力というのはプロでやっているわけですから、自分の特徴をそこで出してほしいということじゃないですか。自分が楽しくやることがいいことだというようなことじゃないかと思いますね。

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