顧客に快適な環境を提供することで、今まで来店しなかった顧客層の来店を促して、店舗のコスト上昇を来店客数増加で吸収することを想定しているようです
2010年4月30日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 矢﨑正さん
今年になってから消費の動向は事前の予想を上回って、堅調な推移となっています。そんな中、先日小売り最大手のウォルマートの新しいタイプの店舗見学会に参加してきました。店舗の変化を肌で感じることができました。
ウォルマートの株価は伸び悩んでいますが、ウォルマートは新プロジェクト、プロジェクトインパクトという新プロジェクトの実験中です。今までの主要顧客層である低所得層ばかりでなく、中高所得層まで顧客を拡大することを狙っています。ウォルマートと言えば、エブリデイロープライスで知られるように、ディスカウントストアとして安かろう、悪かろうというイメージがありますが、このプロジェクトはそのイメージを払しょくしようとしています。具体的には、これまでの店内の配置を見直して、広い通路に低い展示棚を多用して、色や売り場の表示方法にも気を使うなど、来店客が快適に買い物ができるように設計されています。また、清掃の頻度を引き上げて、店内の清潔感を重視することや販売員の接客態度を改善するため社員教育にも強化しています。
店舗では値下げした価格、それから従来の価格を合わせて表示するなど、価格を下げていることを強調しています。ただ、一方で、顧客に快適な環境を提供することで、今まで来店しなかった顧客層の来店を促して、店舗のコスト上昇を来店客数増加で吸収することを想定しているようです。この新プロジェクトの成果は今後発表される同社の決算で明らかになることになりますが、まず来月18日に発表予定の2-4月期の決算に注目というところです。
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