とにかくメッシのスピードドリブルを止めなければ、勝機はないということで、そのドリブルの対応が徹底されていましたね。名付けて、足を出さない大作戦
2010年4月26日放送 日テレ UEFAチャンピオンズリーグ09/10
準決勝ハイライト
都並敏史さん
モウリーニョ、指示徹底していましたよ。とにかくメッシのスピードドリブルを止めなければ、勝機はないということで、そのドリブルの対応が徹底されていましたね。名付けて、足を出さない大作戦。とにかく、足を出して交わしてどんどんスピードアップして、ひとりふたり抜いていくというドリブルですから、ひとり目がまず足を出さずに離れて立つことによって、まずスピードを殺させるわけですね。でも、その代わりパスコースって生まれてしまいますから、もう一人カバーの役がパスコースを消す。足を出さないで、粘り強く守ることによって、メッシが行き場をなくしてしまったんですね。後半最後に人を使うようになりましたけど、いつもと同じようにいかないな、ちょっと迷っていた前半。これは非常に良かったですね。足を出すときは完全にボールに触れる時。そこが徹底ができていたので、メッシは非常に困っていました。粘り強く足出さないでしょ。出さない、出さない。反町監督上手いよ、これ。
モウリーニョ気分でロッベン対応策を考えてみましたけど、中に入ってくると長谷部が対応しますから、長谷部が立ったら、すぐに横に抜かれる方向の方に遠藤が寄ってきて、シュートコースに中澤が入ってくる。3人がかりで三方を囲んで抜かせない。コースに入るやつ、シュートコースに入るひと、三角形で囲むみたいな、そんなやり方しないと止められないよ。ひとりじゃ絶対に抜かれちゃうよ。
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