お互いがある程度想定してきた研究手順を披露されたという感じですけれども、その中で、羽生名人が一歩上回ったかなという印象ですかね
2010年4月21日放送 NHK BS2 速報!将棋名人戦 - 第2局 -
【対局】名人…羽生善治さん 挑戦者…三浦弘行さん
【解説】棋王・王将…久保利明さん
【きき手】女流二段…船戸陽子さん
【司会】NHKアナウンサー…板倉卓人さん
93点目、先手羽生名人、3五金。ここで三浦八段が投了いたしました。これで羽生名人の2勝ということになりました。午後7時49分でした。
この第2局も横歩取り、8五飛車戦法になりましたけれども。
本当に激しい将棋でしたけれども、最後は羽生名人が一歩先にゴールしたという感じの将棋でしょうかね。
二日目の午前中からちょっと先手がいいという話がありましたね。
感想戦でも、三浦八段の方に何か手を探していたんですけれども、なかなか思うように良くなる順がないと言いますか、それだけ難しかったのかもしれませんけどね。
一日目は相当消費時間差が付いていたんですが。あっという間に縮まりましたね。今日の午前中で三浦さん長考しまして。
内容的には、結果は羽生名人の2連勝となりましたけれども、内容的には細かい変化がとても多く、対局者のお二人にとっては大変な勝負だったと思います。
お互いがある程度想定してきた研究手順を披露されたという感じですけれども、その中で、羽生名人が一歩上回ったかなという印象ですかね。どこかでよくする手順があるのかもしれないですけど、感想戦でもなかなか出てこなかったのもそれも印象的でしたね。
2三歩に対する同金がやってみたかったと三浦八段おっしゃっていましたね。
そこで工夫したかったということをおっしゃっていましたし、それでいけると踏んでいたところもあったと思います。
実践例が一局しかない2三同じく金の将棋が間近で見れて、大変勉強になりました。
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