この二人が本当にチームを支えてくれたことで、全く水漏れなし、表面張力までエネルギーがたまるようなチームに仕上がったと思います
2010年5月8日放送 NHK BS1 Jリーグタイム
山本昌邦さん
マリノスのほうが勝負強さを発揮して、見事に勝ったゲームなんですけど、サッカーの中身、内容は浦和レッズはすごく良かったと思うんですね。内容はよかったんですけども、交代で動き始めてからリズム失ったように思うんですね。選手の交代にあったと思うんですけれども、一番のレッズのストロングポイントというのは、細貝、阿部の二人のボランチが非常に広いスペースを献身的にプレーするおかげで、高い位置でボールを奪って、縦に速い攻めというのが特徴だと思うんですね。そんな中で、1点リードされたことによって、レッズが動くんですけれども、原口を投入するときに、宇賀神を下げて、細貝が中盤から左のサイドバックに行ってしまうんですね。そして柏木が一つ下がって、2枚目のカードがエスクデロが入ることによって、坪井を下げて、今度は阿部をセンターバックに入れるんですよ。ボランチが柏木とポンテということで、攻撃力のある選手ではあるんですけれども、ボールを奪わないことにはなかなか攻撃に行けないということで、本当のレッズの強みである中盤のハードワーク、ボールを奪う力というのが少し消えてしまったというところが、リズムを崩した最大の要因じゃないかというように思いますね。自滅してしまったような印象を受けましたね。
最後、秋田と中山が、トルシエ監督がワールドカップで勝つための日本人の誇りだとか、魂がこのチームに必要なんだということで、大外から入るんですけど、鈴木隆行が先制点を入れるシーンなんですけれども、鈴木隆行が走っている、抱きしめたのは中山雅史なんですよ。同じポジションで、ライバルである中山が23番目の選手なのに、チームを支えてくれる。そして、稲本が2点目を入れるんですけれども、稲本も中で抱きつこうとする選手を振り切って、秋田と抱きつくんですよ。この二人が本当にチームを支えてくれたことで、全く水漏れなし、表面張力までエネルギーがたまるようなチームに仕上がったと思います。こういうことがワールドカップでは大事なんですね。
一つでも、一秒でも隙見せてはいけないのがワールドカップの舞台だと思うんですよ。そういう魂を持った選手の集合体でなければ、ワールドカップは勝てません。
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