立ってね、ちゃんとファイティングポーズ取らなきゃあ。止めますから、レフェリーは

WBA世界S.フェザー級タイトルマッチ(58.9kg)
チャンピオン:内山高志(ワタナベジム) 14戦全勝(11KO)　30歳
Vs
挑戦者　12位:アンヘル・グラナドス(ベネズエラ) 26戦18勝8敗(8KO)　35歳

【ゲスト】内藤大助さん【解説】大橋秀行さん【実況】斉藤一也さん

完全に顔面を捕えた。強烈な右のフック。チャンピオン、右のフック。ダウンです、ダウンです。さあ、立てるか、立てるか、立てません、立てません、見事、チャンピオン内山、一発で決めました。
一発ですね。
ものすごい音しました。
前のめりに倒れましたから、ダメージあったと思いましたが。
チャレンジャー、納得していないけど、駄目ですよ。
納得してないみたいですけど、完全に今のは効いていましたから。
立ってね、ちゃんとファイティングポーズ取らなきゃあ。止めますから、レフェリーは。
これはしようがないですよ。
立てとレフェリーに促された状態で、ずっと立ちませんでしたね。
ファイティングポーズをちゃんと取らないといけないんですよ。それはチャレンジャーは駄目ですよ。止められてもしようがない。
目が効いた目をしてましたので、ちょっとしようがないですよね。
ファイティングポーズ取らなかったチャレンジャーが悪いですよ。これはしようがないですよ、止められて。
我々のちょうど目の前だったんですけれども、その内山の最後のフィニッシュブロー、いかがでしたか。
いやあ、見事ですね。
クロスカウンターですからね。ずっと右の打ち合いからという指示がありましたけど、
右の方で打っていたのが、最後打たずに生きた、そうなりましたよね。
チャレンジャーが来るところを見事なクロスカウンター、完璧にヒットしました。内山がまだ試合をそれほど戦っていないかのような、そんな顔に見えます。最後はテンカウントを前にレフェリーが止めました。レフェリーストップのＴＫＯ勝ち。6ラウンドの1分42秒というＴＫＯタイムです。今6ラウンド途中まで戦った内山ですけれども、今この顔を見ても打たれたような顔がほとんど見られませんね。
世界戦を戦った選手とは思えないですね。また、この間、チャンピオンになった時の試合も、今日の試合も、ほぼワンサイドなんですよね。ほとんど取られてなかったと思うんですけど、世界戦2試合ですね、すごい内山選手の技術の高さ、強さを見せていますし、内山選手、今ミスターパーフェクトといっても過言ではないんじゃないですかね。
これで15戦全勝、そして12ＫＯという、またＫＯ率が上がりました。