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食べ物の食感にこだわっていくというのは、日本文化全体を表しているかなみたいな。たかがお菓子、されどお菓子みたいな感じがしますよね

2010年5月14日放送 NHK h COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン

お菓子

東京大学大学院 表象文化論 小林康夫教授

ワサビだとか、子供食べるようじゃない味を一生懸命付けて、でもそこに遊びもありますよね。子ども的な遊びの部分を大人のカルチャーにも入れて、お宅の地域限定で、ワサビ入れてみましたけど、食べてみません?と食べて、大人の話ができる。そういうことが面白いみたいな。これ、どうやら、93年ぐらいにスーパーマーケットの数よりもコンビニエンスストアの数が増えたんですって。そうすると、コンビニエンスストアで、その若者をターゲットに様々な大人向けの味をお菓子会社が作っていくという、そういうことのような気がしますよね。

食事をどう考えるかが基本みたいな感じがしますね。溶けるということにこだわっているでしょ。堅い方にこだわるんではなくて、溶ける感覚は、日本でもお肉でも口の中で溶けるような肉が一番上等だと思って、すごい努力をして、お肉を食べた瞬間に溶けるというふうにやるとか、湯がく文化というのがあるじゃないですか。野菜をちょっとだけ湯がいして、食感のぎりぎり、グジャグジャにもならず、堅くもない、その真ん中をちょっと湯がく、時間をかける、食べ物の食感にこだわっていくというのは、日本文化全体を表しているかなみたいな。たかがお菓子、されどお菓子みたいな感じがしますよね。

こどもたちが駄菓子屋でほんの僅かでも、お金を持ってやり取りをして買って、面倒を見て、大人のコミュニティを作っているんですよね。だから、ここは学校だよという。学校が教えないことを教えてくれる。あれは地域社会で、おちゃんというのは近所のおっちゃんでいるからいいわけですよね。先生でもなくて、教訓をたれたりしないわけでしょ。ただおっちゃんが見ててくれるというだけで、安心して大人の真似をして自然と上の子はちいさい子の面倒をみ、小さな大人のコミュニティができている。これは素晴らしいですよね。

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