時価総額でもケタが1ケタ違うVMウェアという会社が含まれたことは、驚きでございました。これは、仮想化ソフトウェアで世界最大のシェアを持つ企業になります
2010年6月16日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
景気回復に伴いまして、企業によるデータセンターへの投資計画が再開されています。調査会社のガートナーによりますと、世界サーバー出荷台数、2010年第一四半期に前年同期比23%増加と、212万台の急回復を示しています。こうしたなかで、サーバーの仮想化が成長エンジンとして重要な役割を担っています。
仮想化とは、実際に物理的に存在しないサーバーをソフトウェア上で存在させて利用する技術のことで、実際のサーバーに仮想化ソフトウェアをインストールすることで、1台の物理的サーバーの中に、ユーザーにとりまして仮想のサーバーを複数作り出すことになります。企業がこれまで何台ものサーバーが必要だったところを仮想化ソフトウェアをインストールすることによりまして、少ないサーバーで対応できるようになり、処理能力の効率を高めることができます。さらに、管理ソフトウェア上で行うことで、物理的な管理となる場所や機材などを減らすことでコスト削減効果も狙えます。
景気後退でストップしていました企業のIT投資なんですけれども、新しいテクノロジーに対応する新製品への買い替えですとか、今後も増え続けるでありましょう大量のデータの処理能力も必要とされてきます。先日、マイクロソフトの最高経営責任者であるバルマー氏が、最大のライバル会社を4社挙げておりまして、オラクル、アップル、グーグル、VMウェアと答えています。時価総額でもケタが1ケタ違うVMウェアという会社が含まれたことは、驚きでございました。これは、仮想化ソフトウェアで世界最大のシェアを持つ企業になります。サーバーの仮想化が今後も注目度をましまして、拡大することの表れと言えそうです。
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