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特に人件費の削減において若い人にしわ寄せが行っているということですね

2010年6月24日放送 テレビ東京 NEWS FINE

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフエコノミスト 水野和夫さん

売上高というのは、基本的には変動費と固定費と利益、この三つに分解できますので、売上高を100として、売上高変動費率が65%ぐらいだった比率が、いま70%あたりと5%も売上高に占める変動費の割合が上がっていますから、残るは売上高に占める固定費か、あるいは利益ですね、これが自動的に減ってしまう。売上高に占める割合が自動的に減りますので。
変動費が上がった裏返しで、従来固定費であった人件費が10%、11%も下がってしまうということが起きております。
バブルが崩壊して、15-24歳の失業率が10%を一旦越えて、また長期の拡大で少し下がったんですけれども、また今回のリーマンショックによって、10%台まで上がるということで、特に人件費の削減において若い人にしわ寄せが行っているということですね。

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