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相手国に対してとても客観的なコンサルティングをするということで終わってしまっていて、日本のメーカーに仕事が落ちてきていないケースが多いんです

2010年6月16日放送 テレビ東京 NEWS FINE

A.T.カーニー 梅澤高明さん

日本の電力関連業界という意味では、原発、そしてガス火力、石炭火力、それぞれ強みを持っています。ただ、市場の規模を見ると、石炭火力というのが一番大きいんですね。これは2008年から2020年までに予測されている追加設備容量で、約3分の1が石炭火力になります。次に大きいのがガス。
一番大事なのが発電効率が高いということになります。日本は常に世界で最も高い水準の発電効率というものを維持し、向上してきています。その結果として、燃料費が安くなるわけですね。それから品質も高い、故障率が低いので、メンテナンスコストも低い。そうすると、初期の設備導入の時のコストは確かに日本のものは高いんですけれども、トータルコストでいうと、おそらく韓国勢なんかと比べても、十分に戦える水準にあるという状況です。
韓国でも、あるいはドイツでも、我々が見たところ、海外の国はすべて上流のコンサルという仕事をすると、ちゃんと自国の機器メーカーが納入しやすいような仕様設計をするということに落とし込むんですね。ところが、日本の電力会社が海外でコンサルを多く手掛けていますけれども、結果として、相手国に対してとても客観的なコンサルティングをするということで終わってしまっていて、日本のメーカーに仕事が落ちてきていないケースが多いんです。

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