バルセロナのほうがメッシの近くに誰かがいる、メッシの動きを常にだれかが感じているという、そういった連動性、共有というのがありますからね
6月27日(日)26:55-31:25(4) アルゼンチン vs メキシコ
〔サッカーシティ/ヨハネスブルグ〕
【現地実況】 野村明弘さん 【現地解説】 名波浩さん
アルゼンチンの選手がガッツポーズ、さらには抱き合う姿が見られます。そして会場ではマフラーを回しているサポーターの大きな声援、さらにはブブゼラです。前回大会同様、アルゼンチンがまた決勝トーナメント1回戦でメキシコを下しました。
先制点が少し比重が高かったかなと思うんですけど、3点目取るまでは、アルゼンチン、自分たちの良さ、個の良さですよね、特に、そのへんがよく出たと思いますね。
選手たちはピッチの中央あたりで抱き合っているというシーン。そして、アギーレ監督、入り方としてはアルゼンチンを研究して、いい入り方をいたとは思うんですけどね。
特に守備の組織は非常に構築されていましたし、奪った後の、ファジーなところに顔を出す、その連動性もあったんですけれども、特に前半は崩し切るパワー、スピードがなかったですよね。
対戦相手というところもありますけれども、ブルガリア、ドイツ、アメリカ、そしてアルゼンチン2回、5大会連続でこのメキシコはベスト16で敗れ去りました。
実績としては非常にいいんですけど、自分たちの壁をそこに感じて、次回大会以降、それを糧に頑張れるかどうかですよね。
アルゼンチンは視界良好というような感じがしますが。
まだまだ組織として攻撃できないですし、個の力に頼っている部分というのが多々あると思うんで、それをボールを動かしながら人も連動するような形というのがもう少し欲しいですよね。
そういうふうなところが出てきますと、もっともっと得点も生まれるでしょうし、メッシにも得点のチャンスはもっと増えるでしょうからね。
その点、バルセロナのほうがメッシの近くに誰かがいる、メッシの動きを常にだれかが感じているという、そういった連動性、共有というのがありますからね。
ベスト8進出を決めたアルゼンチンですが、前大会同様、次もまたドイツなんですね。
このドイツはアルゼンチンとしては本当にリベンジ、特にメッシは出ていませんからね、そのゲームにはね。
あのゲームには残念ながらPK戦で敗れてしまったというのがあったんですけれども、ドイツも非常にいいチームですから、かなり面白いゲームになりそうですね。
ドイツも攻撃陣が今、絶好調ですからね、クローゼは出場停止明けで1ゴール奪いましたしね。
アルゼンチンが次ドイツ、勝ち上がっていくためにはどんなところが一番重要になってきますか?
やはり組織力でしょうね。特に攻撃の組織力、守備はだいぶ踏ん張れると思うんですよ。特に自分たちは攻めれない、ここは辛抱の時間だというのはサッカーをよく知っているだけにそういう判断確実なんですよね。逆に、攻撃のときに少ない人数でどうやって攻めるか、それから個の力をより生かすためにどうすればいいか、そのへんが重要になってくるんじゃないでしょうかね。
アルゼンチンは今日の勝利で国際Aマッチ9連勝ということで、アルゼンチン史上、41年から42年にかけて9連勝というのがあったんですけど、それに並びました。よって、次勝つとアルゼンチン代表としては初めての10連勝ということになるわけですからね。
二桁連勝するのは相当難しいですからね、サッカーとしてはね。
なお今日の失点1というのがありましたけれども、これは韓国戦の1失点以来というところで、ここ7試合では失点が2というアルゼンチン、という数字でもあります。なお、アルゼンチンは90年のイタリア大会で準優勝した後は、最高でもベスト8までしか行けていないというのがありますから、久しぶりにマラドーナがやっていたとき以来に上に行きたいですね。
メッシが点を取っていないというのも、86年のマラドーナもグループステージは1点、準々決勝で2点、準決勝で2点ですよね。そう考えると、準々決勝からメッシが爆発する可能性というのはリンクさせればありますよね。
本当に大事な時、試合にとってあるのかもしれないですね。
パワーをためている感じありますよね、今日のプレーを見ていてもね。
本当にメッシもあと一歩というところまでゴールまで迫っているんですが、残念ながら、イングランド、ルーニーは無得点で大会を去りましたから、メッシには是非得点を挙げてもらいたいですからね、何としても。
ルーニーは前回大会も取っていませんからね。これだけ調子のいいと言われたルーニーが取れなかったのは本当にショックですよね。
4対1でアルゼンチンが勝利、ベスト8進出を決めています。
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