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大和総研のストラテジストは8月中に年初来高値を試す可能性もあるといった予想を出しています

2010年7月15日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

大和証券キャピタルマーケッツアメリカ 三栖健児さん

景気回復ペースは想定から大きく離れているわけではないんですが、4月以降のマーケットは勝手に期待しすぎたり、悲観しすぎたりした結果、上下に振られているんだと思います。このことを端的に表しているのがブルベア指数です。投資家心理を表すブルベア指数は逆張り指数としてよく使われますが、これをみますと、4月の時点では強気が弱気の2倍弱程度に跳ね上がって、過熱感がありました。一方、直近は逆に弱気が強気の3倍近くに増えていて、悲観的な見方が支配している状況にあります。4月に相場を楽観し過ぎていたからこそ、想定外のヨーロッパの混乱に対して、株価の下落が大きくなりました。一方、目線が下がり過ぎているからこそ、ポジティブな決算を受けた株価の上昇が大きくなっています。
景気回復は3月4月あたりに加速した分、その反動で5月6月は成長ピッチが減速しているという状況です。ならせば、年初にマーケットで想定されていたよりもむしろいいペースで回復しているといえます。ヨーロッパの混乱が実体景気に与える影響には今後も十分注意が必要なんですが、足元のチェーンストア売上が前年比で3%ないし4%増加していることを見ても、マーケットが悲観していたほどアメリカ景気への影響は表れていません。
大和総研のストラテジストは8月中に年初来高値を試す可能性もあるといった予想を出しています。現在の行き過ぎた悲観が落ち着くだけでも、景気減速懸念で下げ始めた3週間前の水準をクリアする可能性は高いと思います。また、来週末、23日にヨーロッパの銀行に対して行なわれた資産査定、ストレステストですね、この結果が発表されますが、この結果を受けて各銀行が資本調達できれば、銀行間借り入れなども機能するようになって、さらに株価は上を目指す動きとなってもおかしくありません。そういった意味でも、今後の動向に是非注目したいと思っています。

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