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日本側の認識と韓国側の認識はどこが違うのか、どこが違うのかというのを確認し合いましょうということだったんですよ

2010年8月1日放送 NHK総合 NHKスペシャル

プロジェクトJAPAN シリーズ日本と朝鮮半島 
第5回 日韓関係はこうして築かれた

国際政治学者 原彬久さん
岸からすれば、韓国との国交正常化によって、反共防衛体制というものを強めていくと。同時に、韓国を含めてアジア諸国との和解を通じて、日本の国際的地位を高めて行くと。それは賠償を起爆剤にして、助けていくということは、結局はそれぞれの国民経済が発展して、近代化して、それが自由主義経済の基盤をそこで固めていくということになるわけですよね。
政治家としての岸の原点というのは、やっぱりアジアだと思うんですね。彼の深層部分にあるアジアに対する親近感であるとか、共感、共鳴であるというものがベースになっているということではないかと思うんですね。ただ、国益を追求するという意味では、戦前と戦後は形は変わっても、その目的というのは変わっていないですよね。
言ってみれば、韓国の経済発展、近代化を助ける。助けることによって、日本の経済発展というものにつなげる。あれは有償無償5億ドル、ですから今のお金でいえば、1兆円を超えるもの、巨額の金ですよね。これが動くわけですね。しかも現物支給、そして役務の提供であるということによって、日本の企業が韓国に進出していくのは絶好のチャンスを提供していくと。

立教大学 リー・ジョンウォン教授
近年、アメリカの資料と、特に日韓の外交文書が出ました。これを詳細にみますと、アメリカが強く関与をして、具体的にキム大平会談の1カ月、2か月前にはすでに日韓の両政府、それからアメリカ政府がそのような数字を意識をして、内部で検討していたというのが確認できるわけですよね。
当時のパク政権からすると、名目よりも総額をできるだけ多く獲得したいというのが至上命題でしたので、そこでは、名目の面では妥協したほうがいいというふうにおそらく判断したものだと思いますが、基本的な考え方、つまり独立に対するお祝金で経済協力、その方式はその当時では差し支えないなと同意するという言質を与えて、関心は金額だと。

新潟国際情報大学 吉澤文寿 准教授
日本側は1910年から45年の間の植民地支配は合法であったと言い、韓国側は日本の朝鮮植民地化、それから日本の植民地支配、それは不法であると。国際法的にも無効であるというふうに主張している。韓国側は、alreadyを入れてもnull and voidが入っている。だからこれで韓国国民に説明がつくだろうというふうに判断したんじゃないかと思います。だから、あの青雲閣会合というのは、双方が解釈するような条文にしようということで最後まで交渉したんだと思います。

クンミン大学教授 イ・ウォンドクさん
世界最貧国だった韓国は貧困問題の解決や所得の引き上げなど経済を安定させることが重要な課題でした。ですから、日本との条約によって、貧困をなくす土台を築けたことは韓日会談のとても大きな成果でした。しかし、議論が経済や安全保障の問題に偏り過ぎたため、肝心の歴史問題に関しては妥協に終始しました。そういった意味で、韓日会談は不完全なものであり、歴史の清算においては多くの課題を残したと言えるでしょう。

慶應義塾大学 小此木政夫 教授
歴史の共同研究というのは、歴史認識を一致させようなんて言うのは、そういう目的でスタートしたものではないんです、初めからね。日本側の認識と韓国側の認識はどこが違うのか、どこが違うのかというのを確認し合いましょうということだったんですよ。そのうえで、もう少し先に進みたい。お互いに対立が少しでも縮まればいいというふうに考えただけなんですね。隣の国のことについて知らなすぎますよね。我々もそうだし、向こうもそうなんですね。ですから、まずそういった意味で相手に関心を持って、知的な関心を持って、理解を深めていくということが必要であって、さらに一歩、お互いを学び合うような運動でも展開されていったら、本当に良くなるんじゃないかと思うんですね。

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