好業績でも株価がなかなか上がらない状況なんですが、配当で現金収入も得られるということなどから割安な株式市場がまた投資妙味を増すんではないかと思います
2010年8月24日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 村上実奈子さん
株は11月の中間選挙まで不安定な動きが予想されます。さらに株価が不安定なのは、7月に入ってからの上昇が急すぎたことの反動と景気指標を嫌気した下げと思われます。ただ、第2四半期の企業業績は、金融を除くと前期比10%増と非常に強いです。市場の懸念は行き過ぎだと思います。
確かに株価急落を懸念する個人投資家が、株売り、債券を好む傾向が強まっています。国債の投資は確かに安全性は高いですが、現在、債券の利回りは急低下しているので、株式で高配当銘柄の魅力が増しているのも注目です。株価収益率は低い水準にあり、事業の将来性が株価に反映されておらず、割安で買いの好機と思われます。企業のM&Aがにわかに急増しているのも、経営者が株式市場は割安だとみている証拠だと思います。M&Aによる株価押し上げ効果にも期待できそうです。
現在、10年債の利回りが約2.6%、そしてS&P500の構成企業のうち、3%の配当利回りを超える企業は112社に上ります。さらに、S&P500指数の通信サービスセクターになると、予想配当利回りは7.5%と高いです。AT&Tやベライゾンは配当利回りが6%を超える上に、スマートフォン市場の拡大から業績の成長にも十分期待できます。また、堅実な経営で、現金資金を潤沢に蓄えてきたヘルスケアセクターの一角、ファイザーとかメルク、そのへんも高配当で注目です。好業績でも株価がなかなか上がらない状況なんですが、配当で現金収入も得られるということなどから割安な株式市場がまた投資妙味を増すんではないかと思います。
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