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20万円、15万円で構わないです、とにかく働かせてくださいというのがなかなか通用しにくいですよね

2010年9月24日放送 NHK総合 特報首都圏 就職氷河期世代はいま

人事コンサルティング代表 城繁幸さん

日本独自の固有の問題がございまして、日本というのはやっぱり年功序列なんですね、今でも。そんなことはないんだとおっしゃる方はいらっしゃるんですけど、初任給は組織で一番低いところから始まるはずです、新人、22歳で。つまり、そこから長期間、10年20年かけて育成をしていって、35から40ぐらいからどんどん活躍していってもらうと。お給料もそのころにはたくさん払うと。こういうカルチャーが残っているんですね、日本のほとんどの企業には。ですから、簡単に言えば、年齢によってお給料からその人が果たすべき役割というのがあらかた決まっているんですね。そういう中では、30代でもう新人並みのお給料でいいんで、チャンスを与えてください。20万円、15万円で構わないです、とにかく働かせてくださいというのがなかなか通用しにくいですよね。

資格を取っていきなり独立をするというのは難しいと思います。あるいは、資格を取って、組織の中で専門職に就くというのも私は難しいと思います。ですから、資格を持った上で、専門的な業務をやられている部署のサポート役につけるような、契約社員でも派遣社員でもなんでもかまいませんから、そういった形で、企業規模も小さくてもかまわないですし、地方でも全然構わないですから、そういった形で周辺的な役割でまずもぐりこむと。そこで、2年から3年、働いたうえで、今度はよりご自身の目指される方向に少しずつ修正していくと、そういった形で変化球ですね、変化球で勝負をされる必要があると思います。

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