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今回のFOMCにおいては、新たな策というものは温存されると考えられるところにあります

2010年9月21日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 西川泰亮さん

私は大方の予想と同様、FFレートの変更もなければ、追加的な資産買い取り計画の決定もされないと考えています。その理由は、経済指標と物価安定化の二つです。まず、このところ発表された重要な経済指標には、アメリカの景気悪化を示すものが特段見られなかったことです。前回8月10日のFOMC以降は、住宅市場に関する指標こそ急激な悪化をしましたものの、雇用や個人消費に対するものはなまじ底堅さを示したために、バーナンキ議長らは大胆な政策を打ち出しずらくなっていると言えます。
現時点では物価は安定しています。消費者物価指数からはデフレには至らないまでも、物価上昇期待が低水準に留まるディスインフレへの懸念が高まっていることが示されています。前回の声明文でも、基本的なインフレの指標がここ数四半期で下降トレンドに至っていると示されていました。とはいえ、FRBが重要視するインフレ指標のうち、個人消費デフレーターのコアは現在、バーナンキ議長がかつて望ましい水準と表現していた1%と2%の中間あたりに位置しておりまして、この指標からは、FOMCがデフレ対策を急ぐ段階にはまだ至っていないと捕えられることができます。
中間選挙と同じ日程である11月2日から3日のFOMCにおいては、追加的な量的緩和政策が決定されると考えています。この1カ月ほどを振り返ってみますと、マクロ経済とマーケットに関しては、悲観的な方向に偏り過ぎていた見方が、中立的なところに修正されたと言えますし、物価も引き続き安定しています。ただ、ここから本来あるべき水準までアメリカ経済が回復するためには、FRBと政府が呼吸を合わせる形で、新たな景気刺激策を打ち出さなければ不可能だと思います。実際に、このところはバーナンキ議長だけではなく、ガイトナー財務長官からも追加的な策を打ち出す可能性がほのめかされています。ただ、今回のFOMCにおいては、新たな策というものは温存されると考えられるところにあります。

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