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雇用は回復する準備はすでに整っていまして、きっかけ待ちの状態で、年末商戦の小売り各社の動向が回復のきっかけとなる可能性が十分あると考えています

2010年10月12日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ 矢﨑正さん

個人の消費マインドは投資家の不安心理を示すVIX指数と似た動きになるのではないかと考えています。欧州危機で上昇したVIX指数は現在はある程度落ち着いた状態に戻っていまして、その面から、これからの年末商戦に期待しているのではないかと考えています。
年末商戦については堅調な回復が続くとの報道がありました。全米小売業協会によれば、11-12月期の売り上げは前年比2.3%増加の見通し、国際ショッピングセンター評議会によれば、前年比、3から3.5%増加の見通しを発表していまして、いずれにしても2008年の大きな落ち込みからの回復を予想しています。さらにショッピングセンター評議会は年末商戦に向けて臨時の雇用も増える可能性もあると予想を発表しています。実際にアメリカ百貨店4位のホールズは今年の年末商戦期には前年比21%増となる4万人の雇用を予定しているとの発表をしています。
アメリカのエコノミストの間では、楽観的な要素を指摘する向きもあります。まず民間部門の雇用者数は予想はもちろん下回ったものの堅調に増加傾向にあること。次に労働者の週平均労働時間はリーマンショック前までは回復していないまでも、昨年末の低水準からは回復してきていること。このことから、雇用は回復する準備はすでに整っていまして、きっかけ待ちの状態で、年末商戦の小売り各社の動向が回復のきっかけとなる可能性が十分あると考えています。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

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