やるべきことをきっちりやらせている。それをこのすごい選手にやらせている。これがすごいところです
2010年11月11日放送 WOWOW リーガダイジェスト! 第10節
キャスター:川平慈英さん
解説:岡田武史さん
アシスタント:大澤亜季子さん
アトレティコのフォワード、レジェス含めてかなり強烈なメンバーがいるんですよ。チャンス作っていますけれど、もっとできるかなと思ったんだけど、レアルのディフェンス、しっかりしてた。何がしっかりしているかと言ったら、やるべきことをしっかりやっている。特に、カウンターアタックに対する対処が素晴らしい。要は、今の得点の40%ぐらいはセットプレー、残りの60%の内、普通にボールをつないで、みんながこれがサッカーだと思っている得点って、20%切るんですよ。ということは、30%以上がカウンターアタックなんです。このカウンターアタックを抑えると、かなり失点が減る。
やるべきことをきっちりやらせている。それをこのすごい選手にやらせている。これがすごいところです。
メッシがともかく自由に動いて、何か、これを見ていて思ったのは、マラドーナ、クライフ、プラティニという超スーパースターがいる時にできる、彼にフリーにさせて、周りが合わすという、そういう感じ。
メッシは自由に動くと。空いたスペースとか、全体のバランスを周りの選手で取る。僕、プラティニがメキシコで、メキシコワールドカップの時のイメージがあるんですけど、システムというと、攻撃の時とか、ディフェンスの時とかあるんですど、攻撃の時もあるんですけど、やっぱりディフェンスの時がメインなんです。
僕ら、攻める時にはポジションを崩していくんですよ。そうでないと、崩れないですから。しかし、ボールを取られたら、空いているポジション、誰でもいいからは速く戻れというんですよ。でも、メッシ、プラティニとか、そのレベルの選手はおまえはいいと。残りの9人で9つの白いポジションを速く埋めろと。そうやっていくことによって、チームのディフェンスができると。そうやらせてもらえるというのは、監督が認めるだけでは駄目なんですよ。仲間が認めなきゃあ。
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