全米の一般家庭が抱える負債は2008年のリーマンショックから今年の6月までで8.6％減少、特にクレジットカードや自動車ローンの残高が大きく減少したと伝えています

2011年10月24日(月)Ｎｅｗｓモーニングサテライト

ウォールストリートジャーナルの1面からです。アメリカ人の消費文化に異変という記事です。消費好きアメリカ人が貯蓄に励みだしたと伝えています。その背景にはお金を借りてまで消費しても返済できないかもという先行きへの不安を感じる人が増えていることにあります。ある調査によりますとこの2年間でのクレジットカードの解約は1億300万件に上っています。全米の一般家庭が抱える負債は2008年のリーマンショックから今年の6月までで8.6％減少、特にクレジットカードや自動車ローンの残高が大きく減少したと伝えています。

農業バブルが到来と報じています。穀物価格の高騰を受けて、アメリカの農家の年収は今年3割も増加する見込みです。さらに農業が盛んなノースダコタでは失業率が比較的低く、他の産業に比べ雇用環境が良いということです。ただ、農業は気候の変化や景気に左右されやすく、変動が激しい産業だと指摘。ある専門家は新興国の穀物需要の減少が見込まれ、農業バブルは長くは続かないと予想しています。