民主党が与党になった2009年衆院選マニュフェストには日米FTAを進めるということがはっきりと書いてあるわけですよね。ですから、民主党にとってTTPとマニュフェストに書いた日米FTAの違いというのをちゃんと説明しないといけない
2011年10月27日(木)Newsモーニングサテライト
マンハッタン・グローバルフィナンシャル 森崇さん
ボーイングの決算で売り上げは予想を下回ったんですけど、1株利益はかなり上回りました。通期の利益見通しでも7月時点での予想を上方修正しました。787ドリームライナーは今日、初の営業フライトを無事に終えましたが、その製造費用について今期納入の1,100機分に分散させることを明らかにしました。納入予定1,100機という強気な数字が会社側から出てきたことによって期待が高まりました。新型機安定納入に筋道が付き始め、株価は上値追いを期待されています。5月初旬に5年ぶりの高値を更新後急落、夏場以降もさえない展開が続いていましたが、その後ダブル底型反発になっています。今日は8月31日に付けた直近高値の抵抗線に接近しました。これを上抜きますと一般に株価反転のサインと言われています。
アマゾンが利益を犠牲にしてもシェアを拡大して売り上げを伸ばすという戦略を取ってきたことは周知の事実です。そのためにある程度の減益は想定内でしたけれども、売り上げが予想に届かなかったという失望は大きいと思います。
キンドルファイアは1台販売するごとに約10ドル赤字が出るという試算もあります。ある調査会社によれば、1台の製造コストは209ドルかかるといいます。アップルのアイパッドの半分未満の価格にするとの方針のもと199ドルにすると言っていますから、明らかにコスト倒れです。それでもシェアを拡大し、端末上で音楽などのソフトを多く販売して、端末販売の赤字分を吸収するというのが狙いです。今回は確かに期待外れの決算になりましたが、実は中長期的には評価する声が多くて、この株価急落局面でアマゾン株は買いだとするアナリストはかなりおります。
バークレイズ・キャピタル証券 森田京平さん
民主党が与党になった2009年衆院選マニュフェストには日米FTAを進めるということがはっきりと書いてあるわけですよね。ですから、民主党にとってTTPとマニュフェストに書いた日米FTAの違いというのをちゃんと説明しないといけないと。民主党は党を挙げて日米FTAには賛成だとマニュフェストに書いたわけなんですよね。今、一部でTTPに反対という声が出てきていると。その差自体を国民にちゃんと説明しないといけないとは思います。
実際に日米FTAをやる表裏一体の中で出てきたのが農家の個別所得補償と。農家の個別所得補償というのは段階的に進んできているわけですよね。そうすると、日米FTAないしはTTPとのバランスというのはどこにあるのかというのはちょっと見失っている状態ですね。
決して特定産業にターゲットを当てたものではないので、雇用政策というのはTPPとは関係なく別途示される必要があるんですね。
« 世界の多くの大手の年金がオリンパスを持っているんです。世界の大手の年金が訴訟をかけてきますから、何年間の訴訟になるということも覚悟しなければいけないと思いますね | トップページ | 私は自分のレシピを決して信じないようにしているんですよ。何回もやって、絶対だというふうには思っていない。もっと簡単な道がきっとあるんだろうなということでいつも思っていますけどね »
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