日本全体、オールジャパンで対策をとっていかなければいけないですし、入ってくるのはある程度防ぎようがない、絶対に防げません
2011年11月17日(木)クローズアップ現代「暴走するサイバー攻撃 密着・謎のハッカー集団」
名古屋大学教授…高倉弘喜さん
まずは今対応がばらばらなんですね。省庁にしてもユーザーさんにしてもばらばらで独自の対応をしようとしている。ところが、攻撃してくる側というのはどんな対応をとっても乗り越えて入ってくる。そうなったときに、それぞれが競い合っていてもしようがないわけです。省庁が連携しなければいけないし、ホワイトハッカー、ホワイトな人たちをどう活用していくのか、例えば企業に取り込んでフェイスブックとかグーグルみたいに取り込んでその人たちの技術を活用していくと。それを活用することによって、この企業はいいものを作っているんだ、危険性をちゃんとチェックしているんだということを認めるような社会体制がたぶん我が国でも必要になってくるとは思っています。
ハッキング行為というのはなんとなくあら探しをする、会社の文化になじまない、日本の場合はなじまないのはすごく出ますので雇いにくいというのは事実あると思います。日本全体、オールジャパンで対策をとっていかなければいけないですし、入ってくるのはある程度防ぎようがない、絶対に防げません。問題は入ってきたときに、どこでくいとめるか、重要なファイルがあるサーバーをどうやって守るか、万が一そのファイルを持ちだされようとした時にしっかり食い止められるか、データが外に出て行くのをどうやって防ぐかというのがこれから重要な課題になっていくと思います。
今すぐやらないと諸外国に比べて遅れていると私は思います。
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