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900億ユーロと250億ユーロを足すとどうなるかといいますと、イタリア合計で1150億ユーロという非常に大きい金額になるんですよね。ここの部分なんですよね、問題になるのは

2011年12月14日(水)マーケットストリート ラップトゥデイ

パナッシュ投資顧問 チーフ・ストラテジスト 井上哲男さん

この報道が非常に少ないんですけれども、あくまでもESMの拠出5000億ユーロが新たに行われるという前提、EFSFに乗せる形ではなくという一番大きい形を考えてみますと、ドイツが28%、フランス20%、イタリア18%、スペイン12%となっていますね。ここをみますとイタリアもフランスとあまり変わらないぐらい出さなければいけない。ここで900億ユーロあるわけですね。それから2番目のところでIMFに対して2000億ユーロを貸し出すという話がありましたけれども、ドイツの中で、今週初め400億ユーロをちょっと超えるぐらいの金額ではないかという憶測が出ていました。これをイタリアに当てはめてみますと250億ユーロぐらいなんですね。900億ユーロと250億ユーロを足すとどうなるかといいますと、イタリア合計で1150億ユーロという非常に大きい金額になるんですよね。ここの部分なんですよね、問題になるのは。
来年のイタリアというのは全体で1年間で2500億ユーロぐらい国債発行しなければいけないんです。この間7%利回りになった時に国債調達が上手くいくかどうかともめましたけれども、来年1月から4月の間で1300億ユーロから1500億ユーロぐらいは国債を発行しなければいけないわけですね。その8割にも相当するという額なんですよね。

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