物と金の戦い、どっちが勝つかというのが今の状況ですから、その点でいくとドルとみるんではなくて、インフレかどうかということだと思います
2011年12月9日(金)マーケットストリート ラップトゥデイ
東京海上アセットマネジメント投信 平山賢一さん
来年は大統領選挙ということになってきますので、民主党になるのか共和党になるのか、40年代は民主党政権だったんですね。70年代は大きく見ると共和党政権だったと。民主党政権の時にはなんとか長期金利を抑え込もうとするんですね。逆に共和党政権の時には長期金利をそのまましようがないねという形で放置するけども、結局はそこでイノベーションを起こすような政策をするケースが多いと。この二つがどう出るか。短期的にみると民主党政権の方が何とか長期金利を維持してくれる限りにおいては株価的にはいいんですけれども、逆に共和党政権になった時には長期で見た時のイノベーションのためのきっかけを作るというようなことでいくと座標軸というか、時間軸を短期で見るのか長期で見るのかによってどっちの政権についてもらったらいいのかというのが分かれてくるかなと思います。いずれにしても今の状況というのは、非常に政治のマターが多いものですから、予測しずらいんですね、金融機関ないしは金融市場としては。その点でいくと、そういう中で我々どう考えていったらいいのかというと、おそらく来年の大統領選挙を挟んで米国の長期金利はどういう動きをするのかと、こういうところに着目していくことが大事になるんではないかなと思います。
ドル自体も最終的には危機を迎えるんだと思うんですが、同時にドルの危機というのは世界全体の通貨の危機ですから、これは金なんですね。物と金の戦い、どっちが勝つかというのが今の状況ですから、その点でいくとドルとみるんではなくて、インフレかどうかということだと思います。
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