残念ながら、日本社会というのはそういう蓄積が乏しくて、コミュニティづくりみたいなノウハウの蓄積がないので、一部、災害の時に災害支援の文脈で作られてきた
2012年 1月12日(木)クローズアップ現代「“無縁老人”をどう支えるのか~生活保護急増の中で~」
内閣府参与…湯浅誠さん
いろいろな人たちがいるのが地域であり、社会であるわけですが、そこでのコミュニティづくりというのを高めていく、進めていくということになると思いますね。そうしたいろんな人たちがともに生きていく社会だという中で、いろいろな人たちへの配慮が、あるいはそれを排除しない、排除の反対で包摂、インクルージョンと言ったりしますが、そういう力を高めていくことがいろいろな人たちが生きれる条件を作っていく。そうすれば、サポートを受けながら地域生活を続けていくとか、そうしたことがいろいろな人たちにとって可能になっていく。残念ながら、日本社会というのはそういう蓄積が乏しくて、コミュニティづくりみたいなノウハウの蓄積がないので、一部、災害の時に災害支援の文脈で作られてきた。今、仮設団地のコミュニティづくりというのが一生懸命言われていますけれども、ああいうノウハウが実は被災地に限らず社会全体に必要なんだと社会の常識にしていきたいですね。
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