中国は基本的に人を信用しないので、信用創造がありませんから、現金取引が基本ですので、同じような状況にはならない
2013年6月24日(月)マーケット ストリート ラップ トゥデイ
経済解説部 瀬川剛さん
各国固有の懸念要因というのもあるんですけれども、やはり中心にいるのは上海ということだと思うんですよね。もちろん投機マネーが欧米に帰ってしまうという懸念が共通項としてはあるんですけれども、やはり上海ですね。SHIBOR、上海の銀行間の出し手金利というやつですけれども、これが一時急騰したと。急低下しているんですが、中国人民銀行と言いますか、中国政府ですけれども、シャドーバンキングの本格的な締め付けに動き始めているのではないかと。これは正しい行動なのかもしれませんけれども、これがかなり過激ということになると、どんな副作用が出てくるかわからないということですよね。特にこの数年間、中国は不動産投機と政策とのいたちごっこみたいな感じだったみたいなんですけれども、これによって不動産投機が弾けたら、中国経済がどうなってしまうのかという警戒が海外でも広がっていると。ただ、忘れてはならないのは、かつての80年代の日本ですとか、アメリカのサブプライム問題、住宅というのは信用面で非常に大きな禍根を過去に残したけれども、中国は基本的に人を信用しないので、信用創造がありませんから、現金取引が基本ですので、同じような状況にはならないということではあるんですけれども、ただ、どこまで締め付けるのか、中国政府の今後に行動に注目が集まるのでしょうね。
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