他のハイテク企業とは一線を画す戦略で長期投資家の参入も期待できそうです
2014年11月7日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 山本大祐さん
インフレの兆しをみるうえで平均時給の伸びに注目しています。2010年以降、雇用が増加してきた業種のうち、小売りや娯楽・レジャーの時給は平均よりも低水準です。これらの業種の時給が上昇してくれば、雇用の改善が確認できたと言えそうです。
前回のFOMCで声明文で相当な期間低金利続けるという文言が残り、金融緩和の批判的な共和党が勢力を増した新議会の招集は年明けからですから、まだ利上げを大きく意識する必要はなさそうです。結果、株式にとって好環境と考えます。
フェイスブックは今回の決算から初めて今後の業績予想を示しました。10-12月期の売上高見通しは40-47%増で市場予想は44%増です。7-9月期は59%増でしたから、慎重すぎるとの判断もあり、株価は急落しました。
今後3年、5年、10年の期間でそれぞれどの分野に力を注ぐかという長期展望を示しました。最近のハイテク業界では腕時計端末で競争が激しくなるなか、10年後にバーチャルリアリティ端末を挙げるなど先回りを目指しているようです。
短期的に市場の期待が強すぎる決算が定番になってしまい、投資家の目線を目先ではなく、長期に戻したかったのだと思います。他のハイテク企業とは一線を画す戦略で長期投資家の参入も期待できそうです。
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