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中長期的には今の価格上昇をきっかけに供給の増加も見込まれていることから鉄鉱石価格は今後調整するとの見方も多いようです

2017年2月14日(火)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 兼松渉さん

これまでは確かに動きにくい展開がみられていました。その証拠に先週金曜日までで38日連続でS&P500の日中の値動きがプラスマイナス1%内にとどまっていて、これは1995年以来のこととなります。トランプ政権に対する様子見感が強まっていたことも大きな理由の一つです。
過去のデータを見ても90年代前半に変動が少ない日数が増えたことがありましたが、その後は株価が上昇する傾向にあったことがわかります。例えば直近では1995年9月20日に小動きのトレンドが終わった後はその後およそ3年に渡り株価が上昇しました。現在は投資家の不安心理を示すとされるVIX指数も低下しており、今後の投資家の動向を占ううえではよい環境がみられています。

鉄鉱石価格が急上昇しています。2014年7月以来の高水準となっています。トランプ大統領によりインフラ投資への期待や中国の製鉄各社が中国国内での販売を強化していることなどが理由です。鉄鉱石と連動して鉄鋼価格も上昇していて、中国にとってみれば国内で高く売れる鉄をわざわざ輸出する必要もなく、実際中国の1月の鉄鋼輸出は2014年6月以来の低水準となりました。鉄鉱石の価格上昇を受けてブラジルのヴァーレをはじめとする鉄鉱石鉱山大手の株価も堅調な動きを見せています。
市場の期待は大きいようですが、トランプ政策への期待はあまり大きくというふうに考えています。世界的に見ると2015年の米国の鉄鉱石世界シェアは約4%で、これに対し中国の市場シェアはおよそ70%、トランプ政策に向けて新たに必要とされる鉄鉱石の量は年間およそ900万トンと予想されていますが、一方で、中国が2015年に9.5億トンの鉄鉱石を輸入していたことを考えると、鉄鉱石市場全体に与える影響は限定的となります。
世界的に見るとトランプ政権よりも中国経済の動向のほうが鉄鉱石価格に与える影響が大きいと考えています。中長期的には今の価格上昇をきっかけに供給の増加も見込まれていることから鉄鉱石価格は今後調整するとの見方も多いようです。

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